「子どもたちが安心して過ごせる空気環境を」
保育園や幼稚園で積極的に感染対策をしていることを伝えましょう。保護者や保育士さんも安心して過ごせますね。
保育園や幼稚園で「換気設備がある」とされていても、実際に機能していない/管理されていないケースは少なくありません。しかも、保育士さんや園の職員が構造的な問題(天井裏のフィルター、ダクト詰まり、防火ダンパー作動など)を把握していない、または気づけないのが現状です。
✅現状の課題
1.換気設備の存在=安全だと思い込まれている
2.フィルターやダクトの状態を確認・管理する人がいない
3.設備の不具合(防火ダンパーのヒューズ動作など)が確認できない
4.園に「換気している」と言われても、実際に機能していない可能性がある
5.専門的な設備用語や知識が園職員に伝わりにくい
図面で換気設備を確認します。
園児の人数、お部屋の広さから必要換気量と比較して実際の換気量を測定、汚れ具合を確認しアドバイスをいたします。
換気経路を確認したら実際の空気の流れを確認します。
お遊戯室、吹き抜け上部など天井裏に換気設備があり、天井が高い場合は足場を設置して作業する場合があります。
フィルターあったんですねとよく言われます。
フィルターだけではなく菌やウイルスの付着した部品すべてを分解清掃・除菌しています。電気の資格所持者ですのでここまで出来ます。
天井を剥がして機械が現れることもあります。
換気口の詰まり除去、防火ダンパーの点検。
菌やウイルスの付着したダクトを清掃、除菌します。他では出来ない拭き取り清掃と除菌が出来ます。
換気の専門店が安全かつキレイに作業します。
大型集塵機は外に設置。室内はホースだけ引き回します。騒音や排気の戻りに配慮。
換気の詰まり除去で風量が16倍になったケースもあります。
ノロウイルス、コロナ、インフルエンザなど感染者が出たら緊急で伺い菌やウイルスの付着した換気システムやダクトを清掃、除菌します。過去の事例でもノロウイルスのような感染力の強いウイルスは、飛沫・エアロゾル・接触など多経路で拡散するため、換気の不備が蔓延の引き金になることが少なくありません。
事例のポイント
・カーペットへの嘔吐が感染源となり、清掃不十分+空調・換気設備を通して拡散。
・特に共用部(廊下やロビー)の換気が不十分でエアロゾル感染を助長。
・清掃後にも空間の空気が入れ替わらないまま、次の人が通って感染。
これにより「床の汚染」→「空気の汚染」→「人への吸入感染」という流れが起こりました。
子どもたちや保育士の安全確保に努めましょう。保護者の理解も得られやすいでしょう。
(緊急対応)ノロウイルスなど感染者が出たら清掃除菌します
ダクトに溜まった粉塵、菌やウイルスを除去。ふき取り作業、除菌作業を実施。
換気設備のメンテナンスで新鮮な酸素を取り入れ、汚れた空気をスムーズに排気させます。
「子どもたちの健康を守るために正しい換気のポイント」
①なぜ換気が必要?
・子どもは呼吸が早く、空気の質の影響を受けやすい。
・空気がこもるとCO2(二酸化炭素)濃度が上がり眠気、集中力の低下・頭痛の原因に。
・感染リスクが高まる(インフルエンザ・新型コロナ・RSウイルスなど)
②換気設備があっても、実はこんな落とし穴
・フィルターが天井裏にある→保育士は普段見られない
・ダクトがホコリで詰まっている→空気が流れていない可能性
・防火ダンパーの劣化による不備→空気の通り道が塞がれる
③保育中の換気の工夫
・1時間に5~10分、対角の窓を開ける。
・扇風機・サーキュレーターで空気を動かす。
・CO2モニターで1000ppm以下を目安に。
④先生として気を付けてほしいこと
・「換気設備があるから大丈夫」と思わず、実際に空気が流れているか気にかける。
・「最近空気がこもっているな」と感じたら、園長先生や施設の担当者の方に伝えてOK!
・無理せず気づきを共有することが大事。
⑤清掃・点検はプロにお願い
・天井裏やダクト内の清掃・点検はお任せください。
空気清浄器やエアコン清掃では得られない新鮮な酸素の供給
大きなビルや大型商業施設は法律でダクト清掃や毎月のロスナイ(換気システム)の点検が義務化されていますので空気は比較的きれいですが、町の住宅・工場・老人ホーム・事務所・クリニック・サロン・学校・幼稚園・保育園・店舗・居酒屋・ホテル・旅館・コンビニなどは法律が無いので清掃が行き届いていません。町のお掃除屋さんも換気やダクトに関しては無知で電気工事士の資格も必要なので専門業者が少なく手付かずです。
町中の換気設備のほとんどは清掃されていません
「換気をしましょう」と言われても、
実際にはどうすればいいのかわからないままのことが多いですよね。
でも、もう大丈夫。
換気設備のメンテナンスで
園の空気はぐんと健やかにかわります。
子どもたちがのびのび過ごせて、
先生たちも安心できる環境へ。
空気のいい園は、子どもも先生も集まる園です